真空管ヒートパイプ式 太陽熱温水器

太陽熱温水器の豆辞典

006太陽熱温水器の設置場所

太陽熱温水器は大きく分けて2種類のタイプがあり、太陽熱温水器の種類によって設置場所は異なります。

一つは屋根に設置するタイプ、もう一つが地上に設置するタイプです。また集熱部と貯水槽が分離しているタイプで、屋根と地上と両方に設置する場合もあります。

今回は、ご自身で太陽熱温水器を設置する際の場所や、設置する際の注意点に関してご説明します。

屋根に設置するタイプの注意点は貯水槽の重量

まず屋根に設置するタイプの注意点です。屋根に設置する上で一番の注意点は貯水槽の重量です。機器にもよりますが、通常満水時で300kg程度になります。設置の前に、屋根がその重みに耐えられるかどうかの確認を必ず行ってください。
もし耐えられないようであれば、補強工事を行わなくてはなりません。また、もし補強工事が難しい場合は、集熱部と貯水槽が分離しているタイプであったり、集熱部自体も地上に設置するタイプに変更する必要があります。

屋根に設置できる場合に注意する点は、集熱部の向きです。太陽熱温水器は太陽の力を最も効率よく利用できる機器ですが、それを最大限に生かすには、南向きで日光が最も当たる場所に設置します。建物や樹木などの陰になるところは避け、設置角度が水平面より25°~35°になるようにしてください。
もう一つの注意点としては、実際に温めた水を利用する場所との高低差です。動力を使わない自然落下式の場合、高低差が3mは必要となります。特にシャワーに利用したいという場合はそれでも足りない可能性もありますので、動力の利用も前提に検討をしてください。

地上に設置するタイプで注意する点はその設置場所

地上に設置するタイプで最も注意しなくてはいけないのは、その設置場所です。当然、屋根に設置するタイプよりも集熱効果は低くなるため、南向きで、日当たりの良い日中を通して陰にならない場所を選択してください。
また地上設置型であっても貯水槽の重さは屋根に設置するタイプと変わりませんので、できれば地盤が固い場所への設置をおすすめします。そういった場所がない場合は、地盤の補強工事が必要になる可能性もありますので、やはり事前確認をきちんと行いましょう。

自身で設置する際の最大の注意点は事故

屋根に設置するタイプであれ、地上に設置するタイプであれ、ご自身で太陽熱温水器を設置する上で最も注意しなくてはいけないのは、事故です。
特に屋根に設置するタイプは、絶対に一人では行わないようにしてください。購入した店舗や専門家のアドバイスをしっかりと聞き、無理のないよう安全な設置を心がけてください。
家の外壁塗装や屋根の修理などでも言われていることですが、専門業者でなく、個人の方が行う場合は転落などによる事故が起きると、ケガを負うご本人はもちろん、ご家族やまわりの方々が大きなダメージを受けます。
こういった心配ごとを減らすためにも、無理をせず専門業者にご依頼していただくのが良いかと思います。