●田坂洋範さん・瑞樹さん(長野県安曇野市)
設置 : 2019年3月
機種 : 200S
家族構成 : 夫・妻・長男(4歳)・次男(3カ月)
東京住まいでしたが、自然の豊かな所で暮らしたい願望があって、長男が物心つかないうちにと、2年半ほど前に信州へ来ました。二人とも山が好きで、未舗装の山道や林道を走るトレイルランニングが共通の趣味。北アルプスが目の前に見える安曇野が気に入りました。仕事もお互いに決まって、アパート生活を始めてすぐに「家を建てよう」という話になりましたね。
家の外観は、憧れだった北アルプスの山小屋風にとお願いしたんです。太陽熱温水器SOLA HEATERは、設計事務所の社長から紹介されました。完成見学会に行ったお宅にSOLAがあって、実際の設置例を見られたので、自分の家に置くイメージもできました。わが家はプロパンガス給湯器につないでいます。アパートでは灯油を使っていたので、燃料費の節約が単純比較できないんですが、使い始めた春の時点でも水温は40℃くらいまでは余裕で上がりますし、もちろん夏はちゃんと熱いお湯がたっぷり使えます。外観を考慮して敷地の北西の角に設置してあるので、家の影になって半日くらいしか日が当たらないんですが、この辺りはとても日当たりがいいし、西日も結構強いので、一番お湯が必要な夜にしっかり使えるので十分に満足。南に置けばもっと湯温は上がるんでしょうけど、おかげで真夏でもお湯が高温になりすぎることはなかったです。
太陽光パネルも検討しましたが、赤い屋根の雰囲気を生かしたかったのでやめました。そのかわり室内には薪ストーブを置いて、自然エネルギーを取り入れています。寒い季節に夜遅く仕事から帰っても、家の中がほんのり温かいままなのはホッとしますね。新居で初めての冬を迎えるので、真冬でもどれくらいSOLAの水温が上がるのか、ちょっと気になってはいます。自然エネルギー利用ももちろんですが、SOLAや薪ストーブを入れた一番の理由は、災害時の備え。飲み水にもできる200リットルの水を常に貯めておけるのは、イザという時に心強い。遊びに来た友達にも必ずSOLAのことを聞かれますね。値段の話をすると、本体価格+設置費の初期費用が安いことと、電源・燃料不要で水道代だけというランニングコストの低さにみんな驚きます。「こういうのもあるんだ」と、経済的にもメリットと感じている人は多いですね。