真空管ヒートパイプ式 太陽熱温水器

使用事例

2020.06.04 【

電気もガスもできるだけ使わない生活に、太陽が力を貸してくれるようになりました。

●横山晴樹さん・紀子さん(長野県伊那市)

設置 : 2020年4月

機種 : 200S

家族構成 : 夫・妻・夫の父・長女(6歳)・次女(2歳)・山村留学中の高校1年生+小学6年生

 長野県伊那市の自然に囲まれた環境で、自給自足をめざす“子育て村”を運営するNPO法人のスタッフとして働きながら、馬など動物と一緒に暮らし、地域の人とつながる生活をしています。
 家族5人と、山村留学(※)で受け入れている子ども2人を加えた7人で住む自宅は、築100年の古民家を、家族と仲間の手で改修した住まいです。長年放置されていたので、持ち主の方も心配になるほど傷みが激しい状態でした。屋根と柱以外はすべて壊して、ほぼ100%セルフビルドで造り変えました。2012年の初夏から手を付け始めて、完成したのはやっと最近です。剥がした古い畳を屋根の裏に貼って断熱材代わりにしたり、古くても使える物は生かしました。なるべく電気やガスに頼らない暮らしをしたいので、ボイラーなどの給湯設備はなく、お風呂は薪をたいて沸かしています。

 近所の知人が、日本ソーラーシステム長野の展示会がきっかけで、太陽熱温水器を設置したんです。その知り合いから「藤澤社長って本当にいい人だよ。温水器付けるなら絶対藤澤さんにお願いした方がいいから」とずっと聞かされていて。太陽熱温水器はいずれ付けたいと思っていて、実は譲ってもらった中古の温水器パネルはあったんです。家づくりが落ち着いて、いい加減このことを考えようと、まず藤澤さんに相談してみました。

 旧型の温水器だったので、これだと冬は寒さで凍ってしまって難しいかもと言われました。いろいろアドバイスをもらい、設置やコストのことも検討して、真空管ヒートパイプ式のSOLA HEATERを入れることに決めました。わが家では飲み水も生活用水も、裏の山からの湧き水をポンプで上げて使っていますが、その水をSOLAのタンクに入れて、ヒートパイプによって温まったお湯は、配管を通ってそのまま家の中へ引いています。お湯はお風呂と台所へ分岐させていて、温度が高すぎる時は混合栓で水と混ぜています。

 SOLAが来て一番うれしいのは、常に温かいお湯が使えること。給湯設備がもともとないので、台所の洗い物などは冬でも冷たい水です。ずっとその生活だったとはいえ、やっぱり寒い季節に水しか使えないのはつらいですよね。とにかく、水を使わなくて済むようになったのが本当に助かっています。お風呂も、薪で追い炊きする必要がないほど十分に温度が上がっている時もあって、薪の節約にもなっています。温水用のシャワーの穴を最初から作ってあったので、今はそれで温かいシャワーを味わっています。

 窓が大きい手作りお風呂は、露天風呂みたいで気に入っています。窓の外は自分の家の畑なので、よその人が通ることもないし、すごく気持ちいいですよ。太陽の力をこんなふうに有効に使えて、しかもそのために電気や燃料も必要ないというのは、私たちが目指す“自然から離れない暮らし方”にピッタリ。エコな暮らしには必需品ですね。

※山村留学:農山漁村に小中学生が1年間単位で移り住み、地元の小中学校に通いながらさまざまな自然・生活体験を積む教育活動。